英語学習サイト「英語克服戦記」の姉妹編。 教育だけではなく、食生活、差別、メディア、国際関係といった社会問題一般や作者の生活について述べていきます。

のいちごくっきーの宇宙日記

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| | 00:33 |
サダム・フセイン元大統領の死刑執行
サダム・フセイン元大統領の死刑執行が報道された。
彼のクルド人虐殺は非戦闘員を狙ったものだとされ、恐怖政治を行ったことは非難されることは当然かもしれない。

しかし、大量破壊兵器は結局見つからず、アメリカのイラク戦争に対する正当性は全くないものとなってしまった。

イラン・イラク戦争ではアメリカはイラクを支援したため、元々フセインはアメリカとの関係が深い。結局石油と武器の利権のための戦争で、フセインの口封じをしたかったのだろう。

フセイン個人はどうあれ、もともと彼の政策は世俗主義的なものだった。他のアラブ諸国に比べイスラムの教義による抑圧は少なく、福祉、教育も行き届いていた。イラクをここまで泥沼化させたならば、イスラム過激派の温床になるのは必然である。ブッシュらはむしろ過激派を生んで、軍事産業を活性化させたかったのかとすら思える。今後、アメリカで民主党政権が誕生しても、アメリカの富豪は民主党、共和党双方に結びついているため、この構造を壊すことは容易ではないかもしれない。

アメリカでイラク戦争を支持した者、特に戦死した兵士の遺族は「彼の死を無駄にしたくないから戦争を支持する」などと言い、大義があやふやでも自らが「使われていること」を理解しようとしない。どこの国でも、愛国心の名の下に現在の政権にコミットする右翼は、自分達が、権力者が自分や他国から資源を搾取するために使われる事を理解しない。真の敵は外部ではなく内部にいるのだ。それが分からない限り、無駄な犠牲は永遠に途絶えることは無いのだ。

フセインも所詮はアメリカの金儲けの道具として利用されたに過ぎない。もちろん、フセインも自らがしたことに対する報いをいつかは受けなければならない。しかし、中東でのイスラム原理主義、過激派によるテロや人権侵害を防ぐには、彼は生きたまま利用されるべきだったのだ。いまさら私がそういっても遅いのだが。

この構造を壊すには全ての人間が自分が所属する集団へのコミットが出来ないようにすること(ナショナリズムの解体)、そして、アメリカの覇権を崩すこと(資本を操る権力の一極集中を防ぐため)が必要である。前者は知識人によるコスモポリタニズムの普及と全人類への高い教育の普及、後者はヨーロッパやアジアの経済力と国際的地位の向上、アメリカの地位の低下だ(実現するのはとてつもなく難しいが)。

いかにナショナリズムや自分が所属する集団へのコミットの構造を解体するかは、私が生涯かけて取り組む課題の一つだ。今すぐ答えは出せないが、世界平和と個人に対する人権の徹底の実現のため、これからも精進したいと思う。

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| 社会問題 | 00:34 | トラックバック:0コメント:2
青少年問題
NHKとTBSで同じ日にいじめ、児童虐待、親殺し、親子のコミュニケーションなどの青少年の問題の特集があった。

こういった家庭や地域のコミュニティの崩壊が言われて久しいが、これは最近「増えた」ものだろうか? 今までもあったけれども社会的に認識されてこなかっただけではないか?
多い少ないといった問題は、問題が存在するか、解決するにはどうしたらよいかとは直接は関係ないのでこれ以上とやかくは言うべきではないかも知れない。しかし、こういった言説は「昔のコミュニティを取り戻せ」といった右傾化の言説や戦後民主主義左翼のありもしない平和な世界の仮定に結びつくだけで危険だ。昔のコミュニティといっても単なる権威主義、ムラ社会的な社会にはデメリットも多いため、それを理想化すべきではない。

NHKの番組では、青少年を対象にして夜も開いている「居場所」である地域の青少年センターが紹介されていた。私はすぐには親子のコミュニケーションなるものが全ての家庭で取り戻せるとは考えていない。当面は、青少年は友人関係などでコミュニケーションや心のよりどころの代替措置を取らざるを得ないだろう。地方自治体の予算は限られているだろうが、このような施設は作れれば作った方が良い。今、家庭でのコミュニケーションがないのに、コミュニケーションを家庭に求めても無理だからだ。本人達が非行に走ったり、自殺したりしない精神面でのセーフティネットは提供されてしかるべきである。友人や恋人が出来れば本人達が幸福を感じる機会も得られるかもしれない。

しかし、実際、問題を抱えた子ども達は、家出や引きこもりをすることによって、犯罪に巻き込まれたり、適切な教育を受ける機会が剥奪されることが多い。前者に関してはメディアで取り上げられることが多いが、後者は全く問題視されない。日本は知育と徳育が分けて考えられがちだ。もちろん、学校でカリキュラムを組む際は分けて考えてしかるべきだが、目標・目的の面で、必要以上に乖離させるべきではない。今回のテレビの特集でも、取材対象となった子ども達が高い教育を受けられないおそれについては一切言及されなかった。

このような問題を抱えた青少年は、適切な学校教育が受けられないことによって、職業選択の自由が奪われ、低い収入に甘んじるしかない。また、政治に参画する機会も得にくくなるため、こういった地域や教育の問題も見えやすくはならないのだ。彼らが大人になり、子どもを作った場合、教育程度や経済面でハンデがあるため、より子どもに構っていられなくなる可能性もあり、それが、自らの問題を次の世代に再生産させる可能性を生じうるのだ。

過去の記事でも書いたが、今の日本は生涯学習社会ではない。東京以外では高校を卒業した人が受講できる塾は限られている。また、塾、予備校の授業料は必ずしも安価ではないため、ますます教育を受ける機会は均等ではないといえる。

学習塾などの教育機関が生徒とする顧客層の制限をなくすこととコミュニティセンターなどの施設が知育もある程度受け入れるようにすることは、日本社会を変えていくことに関して不可欠な要素だ。ハンディキャップを持った人も高い教育を受け政治に参画することはよりよい知育、徳育を再生産するシステムを構築するために必須だ。青少年問題は短期的に解決される問題ではないが、コミュニケーションのよりどころとなる場所と全国民への高い教育の普及という両面で対策を講じ、当事者間の話し合いから政策の提示というミクロとマクロの両方で長期的に解決の方向へ向かうようにすべきである。

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| 社会問題 | 00:49 | トラックバック:0コメント:0
NHK職員の痴漢と女性専用車両
NHK職員が男子学生に対する痴漢で逮捕された。
ただし、今回はNHKの信頼の低下や受信料などの問題について論じるわけではない。

性犯罪、セクシャル・ハラスメント、性差別など、性に関する人権侵害は、男性から女性に対してのみ起こるわけではない。これまでも、少数ながら、男性に対する性犯罪は存在はしている。

ところが、性に関する人権侵害は、男性から女性に対してのみ起こるかのごとく情報が歪曲されている。女性専用車両も、あたかも痴漢が男性が女性に対して起こすだけの問題であるかのように情報が歪曲され、それを建前として行われている男性に対する性差別である。被害を受ける確率は男女で違うなどと言う者もいるだろうが、年配の女性が被害を受ける確率は低いだろうから、保護する必要は無い。もっと言えば、容姿で被害を受ける確率は異なるだろうから、見た目でチェックしない合理性も無い。単に、レディースデーなどと同様の人権意識を排したサービスである。

社会学では、商品やサービスにおいて、実用的、経済的以外で付与された価値を一種の「記号」であるとしている。このような女性優遇措置は、それ自体が女性の消費者に消費を促すための社会的価値付与なのだ。記号を消費するという消費のあり方全般に対してはメリット、デメリット両方あるが、生まれによって一定の層に自由を制限するサービスを提供する道義的正当性は存在しない。

大体、女性専用車両を導入すれば女性に対する痴漢が「無くなる」わけでもない。全ての女性が女性専用車両に乗れるわけではないし、わずかではあるが女性同士の犯罪もある可能性もある。痴漢をする男性の心理に働きかけて痴漢行為を抑制する要素も全く無い。そもそも痴漢を「無くす」のは、交通事故を「無くす」だとかいじめを「無くす」のと同じで机上の空論だ。

フェミニストの上野千鶴子氏は朝日新聞で女性専用車両に対して賛成を表明したことがある。しかし、これは結局女性の権利を(平等の追求ではなく利権として)拡張する事を試みているに他ならない。上野氏ら社会的構築主義と呼ばれる学派および差異の政治なるものを進めようとする人々は、「客観的正義は存在しないから弱者は自分の立場に立って活動すべきだ」などと称する。客観性を追及した主張を「男性によるバイアス」などと称し、男性に対する人権侵害を容認した主張は女性によるバイアスであっても、「客観的正義は存在しないからよい」と主張するダブルスタンダードを利用して権利を拡張しようとする。これはエゴイズム容認以外の何者でもない。自分達は中国や北朝鮮から被害を受けているから軍国主義化を容認したり、自分の利権擁護のため「伝統」の名の下に女性を抑圧しようとする右翼とフェミニストに違いがあるのだろうか? 結局、自分の生まれが違うだけで、自分のためなら他者の権利を侵害してよいとする行動原理には両者に違いは無い。

世界の正義や人類の人権の追求には、カテゴリー化そのものを段階的に廃し、全ての人間が、全世界という全体のシステムのために協力するのうに促すことが必要だ。いわゆる社会的強者、社会的弱者、多数派、少数派などは関係ない。全ての人間が自らが所属しない集団に対する人権の抑圧をあらゆる段階、集団、方向において抑制すべきである。

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| 社会問題 | 01:11 | トラックバック:0コメント:1
英語字幕で映画 ダ・ヴィンチ・コード
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久しぶりの英語字幕で映画のコーナー。
話題になっている映画だということで、ダ・ヴィンチ・コードを観た。

あまりにひどかったため、問題作としてでも扱われる価値がないと感じた。一応断っておくが、私は原作を読んでいない。また、この映画も英語字幕で観たものだ。よって、一部このストーリーや世界観が理解できていないところがあるかもしれないが、その点はご了承いただきたい。

ストーリーはあまり詳しく書かないが、殺人事件とキリスト教ではタブーとなるある説との関連を主人公達が追い求めるというもの。

これがキリスト教のタブーだそうで、世界中で問題作となったが、そんなにおどろくべき結末ではない。

私はクリスチャンではないが、一応宗教に関する論点についてコメントしておく。この話は別にキリストへの信仰とは矛盾しないし、別にこれが史実だとはっきり主張しているわけでもない。よって、ただ単にキリストへの冒涜だというのは妥当とは思えない。

しかし、(ネタバレをしたくないので詳しくは書かないが)このストーリーの結末と悪役の行動を主人公達が防止してそれを良かったとみなすことから考えると、キリストへの信仰うんぬんではなく、「既存のキリスト教社会」を守ることが唯一絶対の正義だといっているように聞こえる。これはむしろ保守派を担ぎ上げているようにも思える。これこそが、現代社会において個人の人権と合理的思考を尊ぶことと矛盾するのではないか。むしろリベラル側が問題視してもいいくらいの作品だろう。そういう意味では問題作といえなくもない。しかし、展開が予定調和的過ぎて、ラストがあれなので、駄作だ。キャラクターも観ていていらいらさせられるだけだし、映像でごまかされているような気がする。

いずれにせよ、この作品は一般の日本人には理解できないか、ただのサスペンスと受け取られるだろう。宗教に関する知識がある日本人にとっては、テレビゲーム「女神転生」シリーズなどの日本のエンターテインメントの方が、宗教を題材にした衝撃的な作品といえるので、ダ・ヴィンチ・コードは物足りないと感じるだろう。日本人は宗教が極端に世俗化しているため、外国人との価値観の相違が考えられる。ポケモンですら、欧米やイスラム圏で「悪魔崇拝的」と非難されたこともあるくらいだ。

デジタルデビル物語女神転生2 / FAMILY COMPUTER
真・女神転生2 / SUPER FAMICOM
旧約・女神転生 / SUPER FAMICOM

英語難易度

字幕があればそれほど難しくは無い。一部の宗教用語は分からないだろうが総じて言えば簡単な方だと思う。オドレイ・トトゥの英語は聞き取りやすい。

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